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ぜんそくについて
ぜんそくとは?
咳、ゼーゼー、呼吸困難を繰り返しおこす病気です。
気道が炎症をおこしていることから敏感になり、ちょっとした刺激(運動、冷たい空気、タバコの煙など)をきっかけに気道が狭くなってしまいます。その結果、狭い気道を通る際にゼーゼー、ヒューヒューという音となります。
治療を継続的に行っていけば、発症前と同様の日常生活を送っていただくことができます。
治療目標・段階的治療方法について
小児ぜんそくの治療の目標
- 軽いスポーツも含めて日常生活を普通に行う。
- 昼夜を通じて症状がない
- β2気管支拡張剤の頓用が減少または必要がない
- 学校を欠席しない
- 肺機能がほぼ正常
- ピークフローが安定
- 治療薬による副作用がない
成人ぜんそくの治療の目標
- 健常人と変わらない生活と運動ができる
- 正常に近い肺機能を維持する
- 夜間や早朝の咳、呼吸困難がなく、睡眠が十分にできる
- ぜんそく発作がなく、増悪しない
- ぜんそくで死亡しない
- 治療薬による副作用がない
これらの目標を達成するためには、ぜんそく患者さまの過去の経過と現在の重病度を知り、それを基に生活指導と治療の計画を立てる必要があります。
治療薬
発作を予防するクスリ
アレルギー反応を抑える:抗アレルギー薬(シングレア、オノンなど)+吸入ステロイド薬(パルミコートなど)
気管支を広げる:長時間作用型β刺激薬(セレベント、ホクナリンテープなど)
気管支を広げ炎症を抑える:徐放性テオフィリン
発作をしずめるクスリ
気管支を広げる:短時間作用型β2刺激剤(メプチンエアー、サルタノールなど)
炎症を強力に抑える:経口ステロイド薬(プレドニゾロンなど)